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ハケンの品格にみる派遣の実態

 みなさんは「ハケンの品格」というドラマをご存知でしょうか。このドラマでは仕事ができる派遣社員の女性が「残業はしない」「愛想がない」「就業時間以外の付き合いは一切お断り」をマイルールに、派遣先の企業で人間関係などに一切構わず、契約した仕事のみを淡々とこなし、残業は一切せず、休日出勤も全く行わなずに働いてくという内容です。
 まず、派遣とは派遣会社と派遣社員の契約をもとに、派遣先の企業に即戦力の人材として派遣されるという仕組みです。正社員とは異なり、契約には一定の期間があり、その契約期間が終了すると雇用関係も終了してしまいます。
 このドラマをご覧になっていた派遣社員の方は自分自身と照らし合わせて働き方、生き方を考えさせられたということもあるのではないでしょうか。ここではドラマ内でのシーンから実際の派遣社員について考えてみましょう。

 ドラマの中には派遣社員を取り巻く環境がたくさんリアルに表現されていました。
 中でも一番実際の派遣社員の方の共感を呼んだのは正社員と派遣社員の区別についてです。ドラマ内では社員食堂の利用料金が正社員と派遣社員で異なっていました。このようなケースは実際にも存在し、派遣であるからと会社の大きな仕事をあまり任せてもらえずに小さな仕事ばかりであったり、中には「派遣さん」と呼ばれているというケースもあったりします。一方で、この区別についてはメリットとしてとらえている人も多いようです。人間関係についての気楽さ、しがらみからの解放、残業をせずに帰りやすい、のようなもので、仕事だけではなく、それ以外の私生活の部分も大切に考えている方の考え方になります。
 また、ドラマ内の主人公の派遣社員は数多くの資格を有しており、時給は3000円とかなり高く設定されていました。これについても実際の現場でも派遣社員というのは即戦力として期待されており、資格を持っていると派遣社員としての価値は上がり待遇や条件など、自分の希望通りに仕事を選びやすくなることは紛れもない事実です。
 

 「ハケンの品格」というドラマでは派遣であることのメリットを最大に活かした働き方をする女性が登場していました。これはドラマとはいえ、実際の派遣社員の方も共感できるようなリアルな描写であったと思います。しかし、能力があるからといって現実の職場で人間関係を全く構築せずに任された仕事だけをただこなすよう日々では派遣社員として魅力的ではありません。実際には人間関係を構築することで仕事自体をスムーズに進める役に立つこともあるのです。
「ハケンの品格」を見て、自分と照らし合わせ、見習う部分や自分の派遣に対する考え方をもう一度しっかり考えてみてはいかがでしょうか。

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